建物や木製家具を加害する害虫
建物や木製家具を加害する害虫の
「生態情報」「簡易的な対処法」「再発防止策」をご紹介
シロアリ類
ヤマトシロアリ、イエシロアリ
生態情報
シロアリ類は建築物や立木、木材を激しく加害します。
【ヤマトシロアリ】
最も普通に見られる種類です。翅をもった生殖虫(羽アリ)は4~5月ごろ、雨上がりの晴れた温かい日の午前中に集団で出できます(沖縄では2~3月ごろ、東北・北海道地方では6月ごろ)。
【イエシロアリ】
本州の千葉県以西・以南、四国、九州などに分布しています。翅をもった生殖虫(羽アリ)は6~7月ごろの夕暮から夜にかけて集団で出てきます。
簡易的な対処法・再発防止
シロアリ対策を行います。弊社もしくはお住まいの地域のペストコントロール協会のような専門業者にご相談ください。
コウチュウ類
シバンムシ類、ヒラタキクイムシ類
生態情報
建築物や家具、書籍などを加害します。幼虫は加害物の中にいるので、発見は難しいです。
シバンムシ類【ケブカシバンムシ】
成虫の体長は4~5mmで、濃褐色でほぼ円筒形をしています。幼虫は乾材の表面だけを残して内部を食害します。
ヒラタキクイムシ類【ヒラタキクイムシ】【ナラヒラタキクイムシ】
成虫は2~7mm程度で、赤褐色をしています。幼虫が家具や建材の内部を食害し、成虫は春から夏にかけて木材から出てきます。このとき、脱出した孔に細かい粉(糞とかじり屑)で小さな山ができます。
簡易的な対処法・再発防止
市販されている不快害虫用殺虫剤を使用します。
予防のためには防虫処理が施された製品を選んで購入するようにします。